セガール、日本に現れる!
世界最強の男に喧嘩を売ってしまったヤクザの悲劇
『イントゥザサン』の解説・概要
製作年 :2005年
製作国 :アメリカ・日本
上映時間:97分
ジャンル:アクション
監督 :ミンク
キャスト:スティーブン・セガール、大沢たかお、寺尾聡、マシュー・デイビス、豊原功補
<ひとくちメモ>
世界最強の男、スティーブン・セガール日本に襲来。
日本のヤクザも中国マフィアもセガールにはかなわない!
最強チート系アクション映画の傑作!
<創作の参考ポイント>
セガールが大阪弁使ってる度:★★★★★
チラッと映るガメラ度:★★★★★
コージー富田度:★★★★★
<あらすじ>
21世紀の日本。
そこでは中国マフィアと日本のヤクザがしのぎを争い抗争を行っていた。
外国人排斥を訴えた東京都知事が何者かに暗殺されるという事件まで発生をしてしまった。
密かに彼らを見張っていたアメリカ政府は日本に住む伝説的なCIAエージェントであるトラビスと連絡を取り、密かにこの都知事暗殺事件を追いかけるが、そこには狂犬ヤクザの黒田がすべてを操っていた!
トラビスと黒田の対決が始まっていった。
<ネタバレ感想・レビュー>
1989年に製作された日米合作映画「ブラックレイン」にも似たような作品であるが、あの作品にはあった「ジャパンヤクザコワイ」度は薄くなっており、「ジャパンヤクザヨワイ」になってしまっている映画。
まあ、相手が相手それも仕方ない。
なんて立って本作の主人公はスティーブン・セガールである。
かつて、大阪十三で生活していたセガールは十三の地で合気道を習ったという。
元々セガールは身長190㎝以上の巨漢である、そんな巨漢が合気道の技術まで備えているのだから、残念ながら日本のヤクザなんかでは相手にならないのだ。
本作の悪役として出てくる大沢たかおも「ブラックレイン」の松田優作を意識しているが、どこか小物感が否めない。
実際にセガールとの最終決戦で殺し合いをするが、終始ボコボコにされ最終的にはぶった切られて死亡するという凄惨な最期を遂げる。
この辺のどうしようもない小物臭さが何とも言えない感じである。
しかしながら、本作はセガールというゴジラのような圧倒的な存在による破壊と殺戮を描いた怪獣映画としてみるなら文句なしの傑作といえるだろう。
ちなみに、コージー富田が一瞬だけでてくるが、あのタモリのモノマネも披露してくれるのだ。
セガールの日本語と日本刀使いもなかなか、面白い。
「この刀ねえ、よくきれますよ。たたきってやるからね」というハリウッド俳優は今作でしかみれないだろう。
<おすすめ度>
★★★★☆
<作成秘話・豆知識・見どころなど>
- 本作に一瞬、1995年制作の怪獣映画「ガメラ 大怪獣空中決戦」がうつるが、ガメラのヒロインを演じた藤谷文子は、スティーブン・セガールの娘である。
- ちなみに本作は、1970年代に公開された映画「ザ・ヤクザ」のリメイクであったりするが、内容はほぼ違うような映画になっている。
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