『死霊のはらわた』あらすじとネタバレ感想・レビュー!
人気シリーズ「死霊のはらわた」シリーズの1作目。
本作がきっかけでサム・ライミは巨匠となった
『死霊のはらわた』の解説・概要
製作年 :1981年
製作国 :アメリカ
上映時間:85分
ジャンル:ホラー、コメディ、アクション
監督 :サム・ライミ
キャスト:ブルース・キャンベル、エレン・サンドワイズ、ベッツィ・ベイカー、ハル・デルリッチ、サラ・ヨーク
<ひとくちメモ>(レビューキャッチコピー、どんな作品・雰囲気の映画かも形容)
「スパイダーマン」「ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス」のサム・ライミのデビュー作!
チープな感じが余計に怖いホラー映画
<創作の参考ポイント>
コメディといわれてるが笑える要素なし度:★★★★★
チープさを補うアイデア勝負:★★★★★
樹が人を襲うまさかの触手プレイ:★★★
あらすじ
アッシュたち若者グループは、とある別荘を訪れる。
そこにはネクロノミコン、別名死者の書があった。
面白本位で、その呪文の描かれていたテープを再生してしまった一行はゾンビをよびよせてしまう。
やがて、それはアッシュの仲間たちもゾンビに変えてしまう。
たった一人で生き残ったアッシュは生き残ることができるのか。
ネタバレ感想・レビュー
80年代に世界中で大ブームを巻き起こしたサム・ライミによる本作。
世間ではコメディ要素があるシリーズとして知られている「死霊のはらわた」シリーズであるが、本作にはそういったお笑い要素はまったくない。
恐ろしいゾンビたちと、それによる呪いにより次々に犠牲になっていく仲間たちやそして、たった一人生き残るアッシュの孤独を描いている。
ゾンビも「バイオハザード」にみられるようなノロマな感じではなく、機敏な動きをみせたりだまし討ちをしたり、大きな声でバカ笑いをするなど、アグレッシブな印象がある。
また、ゾンビというよりも悪霊である彼らは樹に乗りうつり、アッシュの姉にちょっかいをかけるというシーンもある。
このシーンはどこか不気味であるが、シュールでもある。
悪霊たちは、不気味だがどこかふざけておりいらない茶目っ気をみせるが、逆に言えばそれだけ邪悪で相手を徹底的に陥れようという強い悪意を持って行動する。
本作は後にハリウッドを代表する監督サム・ライミによって製作されており、本作は彼のデビュー作となっている。
ライミは本作を製作するために、かなり貯金を敷いて持てる力の全てを本作に投入させたといわれている。
そんなライミの熱い意思がこもった本作は映画青年たちにこそ見てほしい一作だ。
話がチープでもいい、映像さえカッコよければ映画はそれでいいのだ。
おすすめ度
★★★★★
作成秘話・豆知識・見所など
①本作の制作費は35万ドルだったが、最終的に2940万ドルも稼いだ。この大ヒットに味を占めた多くの若者が本作の亜流を築き上げた、ドイツではユルグ・ブットゲライトや日本では北村龍平がこれにつづいている。
②現在人気俳優になったブルース・キャンベルは本作が映画デビュー作。自身の得意なコメディ演技はほぼなく、割とシリアスな動きで観客の感情移入度をあげている。
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