『死霊のはらわた2』あらすじとネタバレ感想・レビュー!
人気シリーズ「死霊のはらわた」シリーズの2作目。
本作をきっかけにシリーズはコメディ路線にシフトしていく。
『死霊のはらわた2』の解説・概要
製作年 :1987年
製作国 :アメリカ
上映時間:85分
ジャンル:ホラー、コメディ、アクション
監督 :サム・ライミ
キャスト:ブルース・キャンベル、サラ・ペリー、ダン・ヒックス、キャシー・ウェズリー、デニス・ビグスラー
<ひとくちメモ>(レビューキャッチコピー、どんな作品・雰囲気の映画かも形容)
怖いけど笑える、怖さと笑いを追求した作品。
チェーンソーマンの元ネタ疑惑の作品。
<創作の参考ポイント>(映画によって3種類ぐらい、ポイントは自由に)
悲惨すぎて笑える度:★★★★★
続編であるが、実はリメイク:★★★★★
チェーンソーマンの元ネタ:★★★★
あらすじ
ガールフレンドとともに、山荘にやってきていたアッシュ。
興味本位で死者の書とテープレコーダーを再生してしまったアッシュはガールフレンドを悪霊に乗っ取られる。
アッシュ自身も片腕を乗っ取られそうになるが、腕をチェーンソーで斬りおとし悪霊を倒す。
アッシュは途中でであった考古学者一家とともにこの災厄を乗り越えようとするが…。
ネタバレ・感想
1981年に製作され好評になった「死霊のはらわた」シリーズ二作目。
実は二作目といわれているが、実のところ1作目のセルフリメイクであり、前作とはパラレルワールドとなっている。
前作にあった怖さ・シリアスさはほぼなくなり、本作はこれ以降コメディ路線に突き進む。
それがよかったか、悪かったかはわからないが、アッシュを演じたブルース・キャンベルのコミカルな演技がたっぷりと楽しめる作品になっている。
有名映画批評サイト「最低映画館」によれば「世界で最も不運な男といえばジョン・マクレーンだが、本作のアッシュのほうが不運」という評がある。
恋人を殺すことになり、自身の片腕を切り落とし、最終的には中世の世界をへと吹き飛ばされてしまう…みようによっては悲惨な人生を歩んでいるが、まあそこを感じさせないのがアッシュのよさだろう。
本作は、描きようによっては悲惨な展開になるはずの話も、腕次第ではコミカルになるということがよくわかる。
怖さだけではなく、笑いの要素もシリーズ長期化には必要なものなのだといえるだろう。
おすすめ度
★★★★☆
作成秘話・豆知識・見どころなど
①後にスパイダーマンを監督するサム・ライミはMARVEL原作の「アルティメットスパイダーマン」誌の中でスパイダーマンに「お前は死霊のはらわた2以降クソ映画しかとってない!」と批判されるシーンがある。どうやらピーター・パーカーの好きな映画は「死霊のはらわた2」であるようだ。
②本作に出てくるアッシュはチェーンソーマンの主人公デンジの元ネタといわれている、あれも悲惨な過去をあまり悲惨に描きすぎないという点では似ている。
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