『エルム街の悪夢』あらすじとネタバレ感想・レビュー！
人気シリーズ「エルム街の悪夢」シリーズの1作目。
コメディ色の強くなった後のシリーズと違い、本当に怖く恐ろしい
『エルム街の悪夢』の解説・概要
製作年 ：1984年
製作国 ：アメリカ
上映時間：91分
ジャンル：ホラー
監督 ：ウェス・クレイヴン
キャスト：ロバート・イングラント、ジョニー・デップ、 ヘザー・ランゲンカンプ、ジョン・サクソン
ひとくちメモ
ジェイソンに並ぶ殺人鬼キャラとして有名なフレディ。
そんな彼のデビュー作である本作はかなりシリアスでダーク。
創作の参考ポイント
若かりし頃の後のスター度：★★★★
ユーモアがない度：★★★★
救いがない度：★★★★★
あらすじ
かつて、フレッド・クルーガーと言われる連続殺人鬼がその猛威を振るっていたエルム街。
そこでは、高校生のナンシーが毎日寝るたびに謎の男が出てくる悪夢に悩まされていた。
そんな中、ナンシーの友人が惨殺される事件がおきる。
ナンシーは夢の意味を探っていく内にフレッドが住民のリンチにあって惨殺された事件を知る。
そして、夢に出てくる謎の男の正体は住民に殺されたフレッドだったのだ！
ネタバレ感想・レビュー
本作は、その後「フレディvsジェイソン」などでホラー映画界を代表するアイコンとなっていったフレディ・クルーガーシリーズの第一作となっている。
第一作ということもあり、後にコメディ的なキャラになっていくフレディとは違い本作ではただ薄気味悪くどこか幽霊的なフレディが描かれている。
また、ビジュアルは今見るとへぼいが、反面グロ描写はかなり気合が入っており顔の皮がはがれるフレディや血まみれになって死んでいく犠牲者など、かなりの力の入れっぷりがうかがえる。
本作のエンディングはかなりねじ曲がっており、ツイストが効いたオチになっている。
一旦、フレディを倒したナンシーと死んだはずの仲間たちがうつされる。
彼らはナンシーの母親に挨拶し、友人の車に乗ってどこかへと向かう。
しかし、これはフレディの悪夢であったことがわかり、ナンシーたちはそのまま地獄に送られる。
そして、ナンシーの母親もドアからのびてきたフレディにそのまま引き摺られ地獄へ落ちるというシーンになっている。
この凄まじさはちょっと忘れ難いものになっている。
ちなみに続編以降、ナンシーたちが戻ってくる様子がうつされるため１作目とはまた違う結末があり、それが中心になり続編が作られて行く。
おすすめ
★★★★★
作成秘話・豆知識・見どころなど
①本作で犠牲者の一人であるナンシーの彼氏役を演じているのはなんと、ジョニー・デップである。現在では大スターのジョニーだが、本作が映画デビュー作になっている。ジョニーはフレディ役のロバート・イングラントと撮影中に出会っており、その際にロバートから演技指導を受けるなど実の子供のようにかわいがられたらしい。イングラントはジョニーが「後のスターになる」と何度も言っていたようす。
②本作ではフレディではなく、フレッド・クルーガーと称されている。後にフレッドでは平凡臭いことからフレディになったのではないかともいわれているが真偽は不明。
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