日本でも大人気を博したホラー映画の傑作
オバタリアンの語源にもなった。
『バタリアン』の解説・概要
製作年 :1985年
製作国 :アメリカ
上映時間:91分
ジャンル:ホラー/コメディ
監督 :ダン・オバノン
キャスト:クルー・ギャラガー、ジェームズ・カレン、ドン・カルファ、トム・マシューズ、ビヴァリー・ランドルフ
<ひとくちメモ>(レビューキャッチコピー、どんな作品・雰囲気の映画かも形容)
ナイトオブザリビングデッドの番外編的作品。
コメディ・ホラーといわれているが、あまり笑えない程に怖い。
<創作の参考ポイント>(映画によって3種類ぐらい、ポイントは自由に)
バッドエンド度:★★★★★
知能があり、悪意があるゾンビ度:★★★★
グロい演出:★★★★
<あらすじ>(退屈なので、長々と起承転結方式の書き方はしない)
とある田舎町に保管されていた死体。
それは、かつてゾンビ騒動で世界を混沌の淵に追いやったミイラだった。
ミイラを保管していた工場で作業をしていた若者フレディと先輩社員のフランクは、うっかりミイラの入っていた容器を壊してしまい、ゾンビウィルスを噴出してしまう。
やがて、倉庫で保管されていた死体が蘇り、田舎町にゾンビが解き放たれていくのであった。
ネタバレ感想・レビュー
日本でも社会現象を巻き起こしたゾンビホラー映画「バタリアン」。」
後に複数のシリーズが展開されていく本作であるが、この作品はその1作目となる。
日本ではオバンバやタールマンなどの名前がつけられるが、これらは日本の配給会社が勝手につけたものであるといわれている。
この宣伝が功を奏し、日本で本作は大ヒットとなった。
また、本作の宣伝では完全な荒唐無稽なコメディとして売り出されていたが、正直言ってその内容は今見ると笑いどころはまったくない。
愚かな主人公たちが、とんでもないことをしていく、その様子はぶっちゃけリアルなブラック企業あるあるといえるだろう。
本作が公開された1980年代当時は本作を笑える精神的余裕があったが、今の時代にそういった余裕はないのだろう。
では、本作は駄作かといわれるとそんなことはまったくない。
しゃべり素早く動けるゾンビたちが、知略を持って人間を追い詰めていくその光景は実に不気味で恐ろしい。
知恵があるならば人類とゾンビの和解は築き上げることができるかもしれないが、このゾンビたちはどうやら話が通じても、人類に妥協などすることはないだろう。
ある種ゾンビ映画というより、異星人侵略映画に近いものがある。
個性的なキャラクターたちによる、ブラックジョークの数々。
もしもブラックユーモアな話を考えている人がいるなら、本作はお勧めだ。
<おすすめ度>(基本はまあ3点以上で。2点以下はその点数が結果ネタになるように)
★★★★★
作成秘話・豆知識・見どころなど
①本作は1969年の映画、「ナイトオブザリビングデッド」のある意味では続編になっている、というのも「ナイトオブザリビングデッド」は実際に起きたこととして描いているからだ。
②本作のゾンビはしゃべり、素早く動く。主人公のフレディが徐々にゾンビになっていく怖いシーンもある。
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