『エルム街の悪夢4』の解説・概要
製作年 :1988年
製作国 :アメリカ
上映時間:96分
ジャンル:ホラー、コメディ、アクション
監督 :レニー・ハーリン
キャスト:ロバート・イングラント、リサ・ウィルコックス、チューズデイ・ナイト、アンドラス・ジョーンズ
ひとくちメモ
本作はかなりひねった展開になっており、ほぼバトル漫画のような内容になっている。
「ジョジョの奇妙な冒険」にも似たトリッキーな超能力バトルがおもしろい。
創作の参考のポイント
超能力バトル度:★★★★★
怖さはほぼない度:★★★★★
スーパーフレディ度:★★★★
あらすじ
前作から2年後。
前作で生き残ったクリスティンとその仲間たちは平穏な日常を歩んでいた。
しかし、突如フレディは蘇り、彼女とその友人たちに復讐を行った。
クリスティンは失意の中死亡。
しかし彼女は、ボーイフレンドの妹であるアリスが夢の世界をあやつるドリームマスターであると見抜き、彼女にすべてを託していた。
アリスはクリスティンの意思をつぎ、フレディと戦うことにする。
ネタバレ感想・レビュー
エルム街の悪夢シリーズ四作目。
ほぼホラー要素はなくなり、すっかりブラックコメディかSFアクション映画となったシリーズ中盤を代表するような作品。
怖さを求めていた初代のファンからは不評であったが、興行成績という面ではヒットをしてシリーズ継続となった意味では、もっと評価されるべき作品だといえるだろう。
また、本作ではドリームマスターという設定が出てくる、このドリームマスターは文字通り「夢を操る」特殊能力者である。
本作はそれまでのホラー路線から軸足を変え、完全に特殊能力バトル路線に変わってしまっているのだ。
これが非常に面白い、若者もやられてばかりではない。
夢の世界の力を生かしてスーパーヒーローに変貌したり、夢の世界を操ったりしてフレディに反撃していくのだ。
また前作主人公が死に、その意思が託され継承されていく。
この姿は「ジョジョの奇妙な冒険」にも似ているだろう。
ジョジョが好きな人、特殊能力バトルを描きたい人にはおススメだ。
おすすめ度
★★★★☆
作成秘話・豆知識・見どころなど
①本作でヒロインを演じる女優のチューズデイ・ナイトはなんと北野武が監督をしたハリウッド映画「BROTHER」にも出演している。女優だけではなくデザイナーとしての才能もある。
②本作のサントラにはオランダのテクノバンドが起用され、そのサントラCDがavexで出たこともある。
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